子どもの成長・大人の成長
(※虫の話です。苦手な方はすみません)
コロナ禍の夏。毎日修行のように近隣の公園へセミ取りに行っていました。
セミの抜け殻しか触れなかった子が、1ヶ月の修行により網で捕まえて自分で虫かごに入れることが出来るまで成長しました。
セミを触れなかった職員も、低い木にいるセミは手で捕まえることが出来るまで成長しました。
雨の日・夜は昆虫絵の千本ノックです。
セミとバッタの千本ノック
「描いて」と大人にお願いしていた子は、1ヶ月で模写したり、観察して描くまで成長しました。昆虫の絵を描いたことがなかった私も、千本ノックにより目をつぶっても描けるくらい成長しました。
今は、近隣の方からいただいたアゲハ蝶の幼虫を室内で飼っています。
幼虫を触ることが出来なかった子も、今ではツンツンしたり、毎日観察して報告してくれるまでに成長しました。
幼虫全くダメだった職員も、日々お世話をする中で可愛く感じるまで成長しました。
この夏は、子どもたちと一緒に成長させてもらいました。セミの鳴き声が聞こえなくなり、寂しくなりましたが、また子どもたちと一緒に楽しみながら生態を学べるものを探したいと思っています。
写真は、千本ノックで鍛え上げられた子が描いた、アゲハ蝶の幼虫を観察した絵です。
室内で飼うようになり、幼虫は危険を感じると臭覚と言うオレンジ色の角を出すことを知りました。
この絵は、鳥に食べられそうなので幼虫が臭覚を出して逃げようとしているストーリーがあります。
実物を見ながら学べる機会を嬉しく思っています。アゲハ蝶になるまで大切に育てます。
背景の虫かごには3匹の幼虫がいます。探して見てください。