短期集中シリーズ「わかばと東北①~ボランティアに懸ける想い~」

目黒若葉寮の子どもたちは、2014年から毎年、東北の方々とボランティアという形で関わりを続けてきました。
これから5回にわけてその取り組みについてコラムで振り返ります。

今年の1月31日、「震災と人権に関するシンポジウム」にオンライン参加しました。

目黒若葉寮では2014年から毎年、東北地方でボランティア活動を行ってきましたが、残念ながら今年度は新型コロナの影響で実際に現地に行くことは出来ませんでした。

もうすぐ節目の10年を迎えるにあたり、何かできないか悩んでいたところ、このシンポジウムが行われることを知りました。

現地に行くことに比べたらさほど興味は示さないかな、と思いながら子どもたちに提案してみると意外にも前向きな返事が多く、それなら~と希望者全員で参加し、その後、目黒若葉寮のこれからの東北の復興支援ボランティアをどう考えていくか話し合いの場を持ちました。

話し合いでは、
「早く地元の人たちに会いたい」
「また畑の手伝いをしたい」
「もっと海側の活動を増やしたい」
「次の報告会はzoomなどを使って東北の人たちともつながりを持ちながらやってみたい」
「社会貢献になっているのか考えながらでないと意味がない」
など、子どもたちからの様々な意見を受け、職員の方が圧倒されるほどでした。

あの日、小学1、2年生だった子どもたちが今、高校生になり、当時の記憶とボランティアの体験が一体となるなかで、彼らは非常に高い問題意識を同世代で共有しているのだということを、改めて実感した日となりました。

今後、短期ながら2~3日ごとにコラムを更新し、今までの東北復興支援ボランティアの活動の様子を、当時の報告会等で使用したスピーチ原稿を抜粋などする形でご紹介していき、目黒若葉寮として節目の311日を迎えようと思っています。

どうぞお付き合い頂ければ幸いです。

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