※虫の話です

こちらのコラム写真の幼虫が無事アゲハ蝶になりました！

前回のコラムで紹介した幼虫が羽化し始めました。１匹目・２匹目は同時に羽化し、虫かごを開けると写真を撮る間もなく元気に飛び立っていきました。

３匹目が羽化し、子ども達と幼稚園に行く前に放すことに。今回も虫かごを開けたとたんに飛び立つと思っていたら・・・なんとこのアゲハ蝶「私のきれいな模様を見て！」と言わんばかりに羽を広げて止まってくれていました。

じっくり観察をする子どもたち。
「きっと、まだ一緒にいたいって思っているんじゃない？」
「まだ一緒に遊びたいんだよ」

と可愛い発想に朝から気持ちが温まりました。が、しかし、今は幼稚園登園前。迫る登園時間・・・。
でも一向に飛び立つ気配のない優雅なアゲハ蝶達。

私が、「そろそろ飛び立っていただいて・・・」と巣立ちを促すように指を差し出すと、今度は指の上でのんびりと。「ありゃ～」と思いながら、「みんなも触っていいよ」と子ども達が触ろうとした瞬間に素早く飛び立ち、風に乗ってあっという間に空高く舞い上がっていきました。

数日後の散歩中にアゲハ蝶に出会いました。

子どもたちは「さくらんぼにいた蝶じゃない？」「また遊ぼうって来たんだよ」とまたまた可愛い発言をしていました。

子どもたちは、＜幼虫を触り過ぎたら弱ってしまうよ＞という約束を守って、優しく見守ってくれていました。
レモンの葉っぱを交換する時だけ、「ちょんちょんしていい？」と確認してから優しく触れていました。
少し前までは、たくさん触りたい気持ちが優先してしまっていましたが、今回の飼育を通して＜幼虫の立場に立って考える＞ことが出来た子どもたちでした。